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雲盗り暫平4
お城将棋奇手・鬼手
昭和58年12月5日発行
リイド社
定価480 |
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さいとう たかを作品といえば、ゴルゴ13シリーズがあまりに有名である。この雲盗り暫平シリーズは、全34巻もので、元隠密であった暫平が、サブタイトルにある様に「万、盗んで候」ということで、善なる人から、何かを盗る様に依頼され、悪を懲らしめるといった時代劇画である。さて、この暫平シリーズ第4巻には、お城将棋にまつわる陰謀を題材にした話が登場する。時は江戸、将軍吉宗公の時代、江戸城、将棋の間にて若月桂林七段と俵一歩斎七段で新名人を決める御前試合が行われることとなったのであるが、その最中に若月桂林七段が、突然死してしまう。そこには、巧妙な殺しの罠が・・・。将軍吉宗公の計らいで若月桂林の娘の駒が再試合をすることを許されたのであるが、将棋はというとズブの素人。そこで、駒は暫平に助けを求めるというストーリー。将棋を知らない娘
駒に、如何に御前試合で将棋を指させるのか、そして死への罠から如何に助けることが出来るのか、なかなか面白い内容となっている。他、「太陽を引き戻せ」、「女郎土手と影法師」の2話が収録されている。こちらは将棋とは関係なし。 |
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5五の龍
愛蔵版 上下巻
1989年4月25日初版発行 上巻
1989年5月25日初版発行 下巻
中央公論者社
定価 各1300円 |
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